2010年11月12日金曜日

Fostex P650 バスレフ

雑誌「ステレオ」2010年7月号に、スピーカーユニットのキットが付録で付いて発売されていました。フォステクスの6.5cmユニットの組み立てキットが2本付いて2310円と割安な事もあり、作ってみる事にしました。不器用なので、ユニットの接着などは、いささか無様な仕上がりになりましたが、せっかくなので箱に入れて鳴らしてみる事にしました。


箱は、DCU-F071Wのバスレフとほぼ同様の設計で、内容積が約1.3ℓ、バスレフのfdが約106Hzです。入手の関係で、今回は12mm厚のラワン合板で作りました。仕上げは、オリーブのポアステインで着色して、いつものようにサンディングシーラー、水性ウレタンニスを数回塗って仕上げました。予想より、少し色が濃く仕上がりましたが、外見はそう悪くはありません(ユニットの組み立ての出来は別として)。


背面の写真です。ターミナルの大きさから、いかに箱が小さいかが分かります。組み立て上で、特に困る事は無かったのですが、フレームが四角なうえに端子部分の切り欠きが必要なので、開口部に余裕があまりありません。たぶんフレームは業務用のものを流用していて、クラフト用ではないのだろうと思います。クラフト用のユニットは、素人でも使いやすいように気が配られているのでしょう。

音については、フォステクスのユニットにしては、ずいぶん穏やかな音のように感じました。エッジがラバーのせいもあるかと思います。大きな音を出すのは厳しいですし、指向性も強めな感じですが、近接で使う限り十分音楽が楽しめるように思います。デスクから少し浮かせるなど、設置を工夫すれば、デスクトップなどで使うのに良さそうです。