2013年4月29日月曜日

リンク集の更新

リンク集のリンク切れなどがあったので、それを直して、内容も一部更新しました。

2013年4月26日金曜日

音工房Zの新しいキット:Z601-Modenaの製作(6) -- 試しに音出し

仕上げは途中なのですが、取りあえず配線して音を出す事にしました。まずは、ターミナルの配線です。


普通はターミナルには直接ハンダ付けをすると思うのですが、どうも半田ごての容量が不足気味なので、端子を外してハンダ付けを行いました。スピーカー側は、余っていたカバー付きのファストン端子を用いる事にしました。


この状態でスピーカーにボックスに取り付けて配線なのですが、ファストン端子が一旦取り付けると外しにくくて、ちょっと閉口しました。


アンプにつなぐと、無事に音が出ました。最初は、もちろん「良い音」とは言えないのですが、パルプ・コーンのような「ガサガサ」というのとちょっと違った、引っかかるような感じが不思議ではあります。

しばらく鳴らしていると、だんだん音はこなれてきて、8cmドライバーらしい繊細さが聴けるようになってきました。やはり、ニアフィールドに向いているようで、1メートルくらいの距離で聴くときのバランスの良さは、さすがに小口径フルレンジ・ドライバーです。鳴らしているうちに低音の量感も増えてきた印象で、どう変わっていくのか、楽しみです。

2013年4月25日木曜日

音工房Zの新しいキット:Z601-Modenaの製作(5) -- 仕上げ(そのいち)

仕上げはヤスリがけで決まる、という話も良く聞きますし、丁寧にヤスリがけをして表面を整えます。電動工具(電動サンダー、トリマー)は持っていないので、合わせ目(特に木口)の段差は、NTドレッサー(鉄ヤスリ)で削り落として、ハンド・サンダーでヤスリがけをしました。


ヤスリがけが終わると、ずいぶん完成に近づいた印象があります。でも、着色、ニス塗りは時間のかかる工程なので、完成まではまだまだです。


2013年4月23日火曜日

音工房Zの新しいキット:Z601-Modenaの製作(4) -- 組み立て(そのに)

組み立てた、前後のブロックをつなぐのですが、取りあえず、結合部を合わせて貼り付けました。ポートの所がけっこうズレています。



しばらく置いて、結合部をクランプして、それからポートの所を合わせてクランプで固定しました。これでしばらく置いて、歪みが減ることを祈ります。


この段階で、内部のポートの幅を測ってみたら、片方は設計通り20mmあるのですが、もう片方は18mmでした。いろいろ測ってみると、板の取り付け位置が(逆方向に)1mmずつずれていて、合わせて2mmの不足になったようです。多くの設計では、ポート断面積は板取のときのサイズで決まるのですが、今回の設計では、板の取り付け位置で直接決まるので、ズレにはよほど気をつける必要があるようです。まぁ、10%のズレは許容範囲、という事にして先に進みます(もう直せませんし)。

後は、吸音材を入れてから、側板の取り付けです。接着剤を付け、どうにか歪みを補正しながらクランプで固定します。


これで、取りあえず箱にはなりましたが、完成はまだまだ先です。

2013年4月22日月曜日

音工房Zの新しいキット:Z601-Modenaの製作(3) -- 組み立て(そのいち)

組み立ての最初は、前後の板への水平の板の貼付けです。


一枚ずつ、直角を確かめながらクランプで固定していきます。丁寧に組み立てているつもりでも、いろいろな理由で段差ができたりするので、先に進む前に段差はヤスリ(ここでは鉄ヤスリ)で落としておきます。


前後の板に数枚の板を貼り付けて一段落です。


これを組み合わせ、側板を付けて箱になります。この段階で仮組みをしてみると、なんか、けっこう歪んでいます。最終的にはクランプで締め付けて納める事になりますが、何となく先行きが不安です。

2013年4月21日日曜日

音工房Zの新しいキット:Z601-Modenaの製作(2) -- バッフルの予備加工

最初に、バッフルの予備加工を行いました。

ユニットの取り付けは木ネジではなく鬼目ナットを使いたいので、その穴をまず空けました。不器用なので、現物合わせではなく、こんな図:


を製図してプリントし、バッフルにマスキングテープで貼り付け、千枚通しで位置決めをします。


千枚通しでピンホールを空けた場所に6mmのドリル・ビットで穴を空けるのですが、 ユニットの穴との間隔が1.5mmしかないので、つながってしまわないように注意しながら空ける必要があります。

その次に、小型フルレンジのエンクロージャーではお約束の、ユニット背面のテーパー加工です。今回は、回転ヤスリをドリルドライバーに付けて削りました。手で削るよりは楽ですが、それでもそれなりの手間となります。ゆっくりと丁寧に削っていきます。


今回は、それほど深くは削りませんでしたが、ドライバーの背面の空気がスムースに流れるように仕上げます。

予備加工が終わったバッフルの裏面です。ダブルバスレフなので、内部の板の位置が鉛筆で書き込んであります。


背板にも内部の板の位置を書き込んで、予備加工は終わりです。

2013年4月20日土曜日

音工房Zの新しいキット:Z601-Modenaの製作(1) -- 開梱

音工房Zさんの新しいキット:Z601-Modenaが発売になり、予約をしていたので、早速届きました。8cmフルレンジ・ユニットを使った小型のダブルバスレフ・システムということで、楽しみです。

http://z-sound.biz/z600/modena.html

開梱して広げてみたパーツの全容は、こんな感じです。


付属するドライバーは、音工房ZオリジナルのModenaという名前で、8cmポリプロピレン・コーンのユニットです。Tang-Band W3-582SBと同等のもののようです。フレームは丸形ではないのですが、厚手でダイキャストのように見えます。


仮組みをしてみましたが、特に問題は無さそうです。ただ、Z800-FW168HRと違ってビスケット・ジョイントやダボはないので、組み上げるときは直角に注意する必要はありそうです。却ってZ800の方が組みやすいかも知れません。


板材はバーチ(白樺)の合板で厚さは公称15mm、実際はノギスで測ると14.8mmほどでした。バーチ合板はやや薄めだという話は良く聞くので、こんなものでしょう。

次は、バッフルの下加工をする予定です。

ミクセルの新しいスピーカー・キット

紙管を用いたユニークなスピーカー・キットで知られるミクセルさんから、バーチ材を使った四角いエンクロージャーのキットが発売されました。ひと月くらい前からアナウンスはされていて、注目していたのですが、値段も決まり発売されたようです。

http://www.mx-spk.com/RE-7.htm

しばらく前から、MarkAudioのAlpair7のスピーカーが欲しい(作りたい)と思っているのですが、バッフルのザクリ加工や取り付けのナットのクリアランスなど、(些細ですが)少し悩ましい事もあり、またラワンでなく(入手経路の限られる)バーチ材のような素材がいい、とも思っていて、着手していませんでした。このエンクロージャー・キットのAlpair 7バージョンは、それにぴったりです。

このキットの魅力は精密なバッフル加工で、トリマーすら持っていない私にはとても手の届かない造作になっています。バッフルは厚み18mm、それ以外は12mmで、少し箱を鳴らす方向のようです。私の指向とは少しずれる感じもあるのですが、値段もリーズナブルですし、作ってみたい、と検討中です(作ってみないで批評していても無意味ですし)。もちろん、無仕上げなので、自分の好きな仕上げにできる所も(この手のキットに共通する)魅力です。

何にせよ、心惹かれるキットです。

2013年4月7日日曜日

マキゾウクラフトの閉店

スピーカーの材料、特にシナアピトンの精密な加工で定評のあった、マキゾウクラフトさんが閉店になりました。とても残念です。これまでの活動、貢献に感謝したいと思います。