2011年1月8日土曜日

6G-A4のシングル・アンプ

20年以上前(多分25年前くらい?)に作った、6G-A4のシングル・アンプを実家から掘り出してきて、電源を入れてみました。20年以上の年月は無かったかのように、なんという事もなく音が出ました。真空管アンプは丈夫なものです。12AU7, 6G-A4で無帰還という、ゲインが低くてシンプルな構成のアンプです。


未だ目が覚めていない様な音を出していますが、昔と変わらず、静かなアンプです。少なくとも、TDA7491などのD級アンプよりは、丁寧に作った真空管アンプの方が、静かな様に思われます。些細なノイズが気になるのは近接視聴の時だけでしょうが、出力にトランスのある真空管アンプは、なんとなく安心感があります。

ボリュームは、アルプスのミニ・ディテントですが、古いアンプで有り勝ちなガリは出ていません。当時の部品は、かなりしっかりしていたのかも知れません。もちろん、ほとんどの部品が国産です。(当時は中国製の部品は殆ど出回っていませんでしたし、欧米製の部品は高価でした。)ツマミはアルミ板が取れて無くなっており、少し見苦しいので、使うなら取り替える必要はあります。