2010年12月16日木曜日

こんなスピーカーを作りたい:DCU-F131Pのトールボーイ・バスレフ


PARC Audioに、DCU-F131Pという13cmフルレンジ・ユニットがあります。ずっと興味はあったのですが、設計者の方(社長さん)のブログで「自信作なのに製造中止になる」というお話を読み、急いで購入しました。真っ黒でかっこいい、パルプコーンのダブルコーン・ユニットです。手頃な大きさのユニットなので、狭い住宅で使うのに便利な、トールボーイ型のスピーカーを作りたいと思っています。

ちょっとspedでシミュレーションをしてみました。こんな感じです:


容積は大きめで、13センチユニットにしては、低域が伸びた感じになります。これに、215mmx300mm(t30mm)の底板を付けて、フロアタイプにします。バッフル幅を出来る限り小さく(150mm)して、小口径ユニットならではの定位の良さを狙いました。実際の高さは、補強の分を考慮して、もう数センチ少し高くします。このチューニングで、ポリプロピレン・コーンのDCU-F131PPでも(多分)大丈夫そうです。ダクトはfd=57Hzで、塩化ビニール管のHI-VP50を使い、長さは45mm、ダクト長は60mmとなります。

板取は、15mmのサブロク合板1枚を目一杯使います(奥行きは、最初は220mmの予定だったのですが、板取の関係で5mm縮めました。容積は十分あるので大丈夫です)。こんな感じで、補強材もいくらか取れます。補強が足りない感じならば、あり合わせの端材も使って補強します。


近いうちに作りたいと思っているのですが、どうなるかは良く分かりません。設計をした、というだけのメモです。