2010年12月15日水曜日

LS-VH7のデスクトップ・スピーカースタンド

小型スピーカーは、デスクトップにおいて使う場合も多いのですが、デスクにそのまま置くと、かなり悲惨な音になる事が多いようです。それには、いろいろな理由があると思いますが、卓上面の反射が大きな原因だろうと思います。最近のPC用のスピーカーには、バッフルに傾斜を付けている例を見かけますが、かなり効果があるのだろうと思います。

今回は、ケンウッド・ソーテックのブランドで売っていたデスクトップ・オーディオシステムのスピーカー、LS-VH7をもう少しうまく鳴らそう、という事で、スタンドを作る事にしました。数年前に安売りで、申し訳ないような価格で購入したものです。セットのCDレシーバー部分は他の所で使っているのですが、スピーカーは寝かせてありました。でも、結構しっかりしたスピーカーシステムですし、Topping のTP-10Mk4を買ったのを機会に、少し使ってみる事にしました。

LS-VH7のスピーカー台については、インターネットを探してみると、100円ショップの寿司台と調味料入れで作る、という様な気も利いたものも有ったのですが、僕は平凡にラワン合板で作る事にしました。木材は、300mmx910mm, t24mmのカットのラワン合板から、柱部分になる140mmx140mmを4枚と、天板、底板の150mmx250mmを4枚カットしてもらいました。材料費は、カット代も入れて2000円弱でした(東急ハンズ)。下の写真は、片チャンネル分の材料です。


柱部分は、合板を2枚張り合わせます。一応、隠し釘とハタガネを使って固定してはりあわせました。(あまりきれいには出来なかったのですが。)


あまり手をかけたくなかったのですが、板の状態で、あり合わせの水性ポアステイン(オリーブ)で着色、サンディングシーラーで目止め、水性ウレタンニスを2回ほど塗って仕上げました。これだけで4晩の待ち時間が入る事になります。MDFで仕上げなし、という方が、すぐ完成して合理的だったかも知れません。下の写真は、仕上げ中の乾燥待ち状態です。


仕上げが終わってから組み立てて出来上がりです。高さ188mmの小さなスタンドです。天板のサイズは、LS-VH7に合わせて150mmx250mmです。底板も同じサイズにしました。


でき上がって、スピーカーを設置した所は、こんな感じです。


音については、もちろん、机の上に置いた時よりは、ずっとすっきりとした音に聞こえます。視覚的にはやや高すぎる感じもありますが、僕の好みとしては、(音については)位置が高めの方がいい感じがします。デスクで作業している時に音を出すと、聴取位置が近すぎてきつい感じもありますが、これは仕方のない部分でしょう。やや離れて座って、ぼんやりと音楽を聴くのに向いています。